作品紹介『衣掛ばえ』

『衣掛ばえ』

土佐・高知の黒潮町に悲話が伝わっています。
遠い昔。女御が京から愛しい宮様に会いに、配流された土佐に旅立ちましたが、
途中で嵐にあい、船が難破して女御の衣だけが浜の岩場に流れつき、形見の再会となりました。
宮様は衣を抱きしめ、悲しみのあまり亡くなられたそうです。